Daz Studioとは？【できること・利用規約を解説】【3Dモデリング】

Daz Studioって何ができるのか、ざっくり教えて？
Daz Studioのモデルは、規約的に漫画に使っていいの？
こんな疑問に答えていきます。
CLIP STUDIOで漫画作品を描いて別サイトで月２万PVを達成している僕が解説していきます。

本記事の内容

Daz Studioの操作画面
モデルが大量に用意されている
ポーズをつけるのも簡単
ビデオチュートリアルがわかりやすい
規約について
連携できる無料モデリングソフト「Hexagone」が存在
その他の特徴

今回は、Daz Studioとは何か？を解説していきます。

簡単に言うと、無料の３Dモデリングソフトです。
特に、3D人物モデルの簡単生成が最大の売りだと思います。
身体、髪、服などパーツを選んでいくだけです。

モデルやパーツは公式ストアでいろんな種類が売られています。
（セールや無料もある）

しかも肝心の利用規約は、２Dでの素材利用は寛大なんです。
クリスタでの漫画素材やVTuberに最適ですね。

では、詳しく解説していきます。

Daz Studioの操作画面

こんな感じで、パーツを選んでキャラを生成できます。
5分でOKです。
背景とかも選べちゃいます。

体型の指定が非常に細かくできて、優秀です。
ラグビー体型、水泳体型、細身、太めなど、細かい体型を実現できます。

モデルが大量に用意されている

公式のアセットストアにモデルが大量に用意されています。
ハリウッド風のリアルなモデルが目立ちます。

https://www.daz3d.com/yiyi-and-expressions-for-genesis-8-female

こんなアジア系モデルもありました。

https://www.daz3d.com/east-asian-men-for-genesis-8-male

「GENESISシリーズ」の人物モデルが主力商品だと思います。
今GENESIS９まで出てます。
どんどん綺麗に進化していますね。

https://www.daz3d.com/the-brute-8-pro-bundle

こんな感じの、アナ雪みたいなアニメ風のキャラクターっぽいモデルは使いやすそうです。

ポーズをつけるのも簡単

ポーズファイルも大量に用意されています。
１ボタンで、様々なポーズに変化できます。

アセットストアにもたくさんあります。

ビデオチュートリアルがわかりやすい

https://www.youtube.com/user/WWWDAZ3DCOM/playlists

ビデオチュートリアルが充実していいます。
英語だけと、わりとわかりやすいです。

レンダリングとか、シェーダーとか、もっと深く研究していくのに役立ちそうです。

規約について

規約は気になるところですよね。

無料で使える３D系のソフトって、作ったのはいいものの、まったく自由に使えなかったりするサービスばっかりですよね…
Daz Studioは割と寛大です

素材をダウンロードするページに、わかりやすくライセンスオプション購入の表示が出ています。

https://www.daz3d.com/michael-8-pro-bundle

https://www.daz3d.com/interactive-license-info

この内容を見ていきます。
（大事な部分なので英語のまま見ていきます。）

２D

２Dに関しては、超寛大です

1- Render out images
2- Render out videos
3- Render out an HDRI or Virtual Reality scene
Any of these you render out are completely owned by you. You can use them, sell them, modify them, pretty much whatever you want.
https://www.daz3d.com/interactive-license-infoより引用

このようにレンダリングした２Dの画像に関しては、かなり自由に使うことができます。

VTuberとしての動画配信は？

動画配信は、この2Dの「Render out videos」に当てはまるので、OKだと思います。

３D

３Dに関しては、お金を払えば使っていいよ、という感じです。

If however,
You want to create an experience where someone can alter what is happening, such as an application or a video game that changes depending on what the user does, then such things will generally require access to information about the 3D assets so that it can move them around, alter them, and generally manipulate them to change the user experience.
This would not be covered under the standard EULA and would require that you purchase an Interactive License for any of the content that you are using in this way.
https://www.daz3d.com/interactive-license-infoより引用

アプリとかゲームに３Dとして使う場合は、素材ごとにライセンスを買う感じになっています。
ライセンスがそこまで高いってわけでもないので、ゲーム開発者などにとっては便利かもしれません。

VRChatで使うのは？

うーん…難しいところですよね。

動画を撮るならいいと思うんですよね
２Dのところに、VR空間でのレンダリング画像はOKってありますし

ただVRChatにアップした時点で３Dモデルデータを他人に提供しているとも捉えられるかもしれません…
プライベートワールドならいいのか？というと、ボーダーラインが曖昧だし…
難しいですね

個人的には、OKなんじゃないかな、とは思うんですが
英語解釈能力に１００％の自信がないっす

今後、規約が更新されて、明確に記述される可能性はあります。
注目です。

３Dプリンタは？

規約を読むと、現時点では非商用ならOKのようです。
中には商用のライセンスを販売しているものもあるようです。
（ただし、通常ライセンスだと20個までなどの段階があるようです）

The creation of three-dimensional physical representations (3D-print, molded copy, CNC-routed copy, and the like) of Content or any three-dimensional art derived from the Content is permitted only for personal, non-commercial use by the User. Additionally, the user may not grant other entities or individuals the right to produce such physical representations of the Content except for the sole purpose of providing the print to the User for their personal use.

Some Content offers User the ability to purchase an add-on license for Commercial 3D Printing.
https://www.daz3d.com/eulaより引用（執筆時）

３Dプリンタ用のプラグインもあるので、これから進化していきそうですね。

その他、規約に関する全文はこちらに載っています。

英語だけど、だいぶわかりやすい文章な気がしました。