VIVE Pro Eyeを徹底解説【目を動かすまでの流れ+他機種との比較】

投稿日:2022年7月20日 更新日:

VIVE Pro Eyeを徹底解説すると目を動かすまでの流れは簡単って本当?
SR_RuntimeをインストールしてVR内でキャリブレーション(視線調整)をすれば完了って本当?
目が動くと感動するし他の機種で真似できないのでVRを本格的にやりたい人にはおすすめって本当?
こんな疑問に答えます。

僕はVRoidで漫画が作れるiPhoneアプリComicamを開発して公開中です。
そんな僕が解説していきます。

VIVE Pro Eyeを徹底解説【目を動かすまでの流れは簡単です】

VIVE Pro Eyeのデザインは濃いブルーで一体型=被りやすいです

後頭部にクッションが付いてるので旧タイプよりも疲れないです。
ヘッドホン付きなので耳の部分も楽で音もいい感じです。

頭のバンドも調整が効くのでフィット感があります。

リモコンも含めて濃いブルー色のデザインです。

VIVE Pro Eyeのセットアップは意外とシンプルです=箱が工夫されてます

箱を開けた瞬間にステップ1「まずダウンロードしてセットアップしよう」と出てきます。
これだけ大きな文字で書いてくれたらわかりやすいですね。

パーツも綺麗に分かれて箱に入っています。

ベースステーションの取り付けは僕は今はカーテンレールに固定する感じにしてます。

この辺のVIVEのセットアップの作業についてはこちらで書いています。
PRO EYEでもやることは同じですね。
» HTC Viveのセットアップ作業の全まとめ【購入からプレイまで徹底解説】

VIVE Pro Eyeだけの特別な設定=SRanipal Runtimeをインストール

SRanipal Runtimeをインストール

SDKのマニュアルに沿って操作していきます
VIVE_SRanipalInstaller.msiをこちらのリンクからダウンロードします。
» https://dl.vive.com/SRSDK/runtime/VIVE_SRanipalInstaller.msi

(今回が初めてVIVE製品の購入の人はセットアップの時に一緒にインストールされてます)

いつも通り進んでいけばOKです。

SR_Runtimeの起動を確認しよう

SR_Runtimeを起動させるとシステムトレイにロボットのアイコンが表示されます。
次回以降は自動的に起動します。

こういう通知もでますね。

ロボットアイコンの色で状態がわかります

黒…アイトラッキングが無効
橙…アイトラッキングが使用されていない状態
緑…アイトラッキングが使用中

もしアイトラッキングの調子が悪い時はこのロボットアイコンを右クリックして終了+再起動してみるのも一つの手段です。

VIVE Pro Eyeのキャリブレーション(視線計測による調整)の設定をしよう

VRの中でも設定していきます

VRゴーグルを付けて下のメニューの中の青いボタンを押します。

説明を読み「今すぐキャリブレーションする」を押します。

この後、指示に従って目を動かしたりしてキャリブレーション(視線計測による調整)行えばOKです。

メガネの人はメガネのままキャリブレーション設定しよう

メガネのままVIVE PRO EYEを被る時は下から突っ込む感じにするとやりやすいです。
少し慣れが必要ですね。

必要に応じてIPD(瞳孔間距離)の調整なども行おう

定規と鏡を使って自分の瞳の間の距離を測定するのもそんな難しくないです。
» 参考:鏡による IPD の測定

ゴーグルの奥行きに関しては下の方にあるレンズ距離ボタンを長押しして微調整することもできます。
» 参考:ヘッドセットのレンズ距離の調節

これでVIVE Pro Eyeの設定は完了です。

VIVE Pro Eyeを使用した感想=想像以上に感動します

使ってみると想像以上に感動します

目線がきちんと動いてくれます。
VRoidが生きてるような感じで感動。
目線だけで性格とか感情までわかる気がしますね。

バーチャルキャストでは詳細設定>デバイスでVIVE Pro Eye項目にチェック

眼球トラッキングや瞼トラッキングをONにしましょう。
この設定で僕はいい感じです。

デュアルカメラでルームビューの有効化も可能

カメラを使って部屋の中を映すことができます。
VIVEモデルと比べてだいぶ高画質で実質的にAR空間の体験もできるって感じですね。

イヤホンはめっちゃ音が良い+交換も可能

独自のイヤホンと交換も可能ですが音が良いので僕は必要ないかなと思いますね。
» 参考:ヘッドセットのイヤフォンの交換

VIVE Pro EyeでVRChatでのアイトラッキング利用もできそう

VRChatではOSC(Open Sound Control)を利用してアバターのパラメータを動かせる仕組みが進化しています。
» 参考:VRChat OSC for Avatars(VR CHAT)

このページの動画を見る限りアイトラッキングの利用もできそうですが筆者はまだ研究中です。

VIVE Pro Eyeの視線計測データはUnityで使えます

Unityで自作の開発に使用していく応用的な話はこちらの記事で書いています。
» VIVE Pro Eyeのアイトラッキングを解説【自作開発でも眼球操作】

VIVE Pro Eyeでさらに知っておきたいこと【他機種との比較やメカニズム】

VIVE Pro Eyeのアイトラッキングの仕組み

Tobiiによるアイトラッキング技術で両眼の動きを追跡・解析しています

Tobiiはスウェーデンのハイテク企業。
アイトラッキング製品を開発しています。
Tobii Pro グラスなどハードソフト共に広い開発をおこなっており信頼度の高い技術だと思います。

アイトラッカーは一般的に「角膜反射法」(PCCR)と言って角膜上に光の反射点を生じさせせそれをカメラで撮影解析すると解説されています。
サイトではかなり詳しく技術的な話が書いてあるので興味深いです。
» 参考:Tobii Proアイトラッカーの仕組み

VIVE Pro Eyeのアイトラッキング仕様

視線データ出力周波数(両眼) 120Hz
精度* 0.5°–1.1°
キャリブレーション 5ポイント
追跡可能視野角** 110°
データ出力(アイ情報) タイムスタンプ(デバイスとシステム)
視線の起点
視線の方向
瞳孔位置
瞳孔サイズ
目の開閉
インターフェース HTC SRanipal SDK
SDKエンジンの互換性 Unity, Unreal
* FOV 20°以内
**眼の手術、眼の疾患、濃い化粧、および強い近視は、アイトラッキング性能に影響を与える可能性があります
https://www.vive.com/jp/product/vive-pro-eye/specs/より引用

公式サイトに書かれている使用によるとVIVE PRO EYEの追跡可能視野角は110°。
Tobii Pro グラス 3の106°と比較すると優秀だなと感じます。

VIVE Pro Eyeの他のシリーズとの違い=他の機種で真似できない位置付けです

機種名

発売年

特徴

VIVE Pro シリーズ

HTC VIVE Pro 2

2021

5Kの映像美が売り
(コントローラーなどを含まないHMDタイプも存在)
HTC VIVE Pro Eye

2019

アイトラッキングが可能
HTC VIVE Pro

2018

旧製品より進化

VIVE Focus シリーズ

HTC VIVE Focus 3

2021

ポータブルタイプ
5Kの映像美やハンドトラッキングも可能に
HTC VIVE Focus Plus

2019

ポータブルタイプ

VIVE Cosmos シリーズ

HTC VIVE Cosmos Elite

2020

気軽に買いやすいエントリーモデル
ベースステーション1.0が利用できてゲームの幅も広がる
(コントローラーなどを含まないHMDタイプも存在)
HTC VIVE Cosmos

2019

気軽に買いやすいエントリーモデル
ベースステーションが不要

VIVE Flow シリーズ

VIVE Flow

2021

軽量コンパクトなVRグラス
それ以外
HTC VIVE

2016

最初のHTC VIVE
https://www.vive.com/jp/newsroom/、Amazonを元に作成、特徴は筆者の考えによる要約

VIVEシリーズを比較して見てもVIVE Pro Eyeは唯一アイトラッキングが使用できる機種です。
VR系の開発したい人はもちろん高スペックなVRゴーグルを買いたい人には良い選択肢となると思います。

VIVE Pro Eyeのゴーグル単体の販売(HMD Onlyタイプ)は販売店によっては存在します

VIVE Pro Eyeのゴーグル単体の販売は公式サイトでは見当たらないですが販売店によってはチラホラ見かけます。
ベースステーションは2.0タイプで他とは被ってるのでニーズはありそうですね。

VIVE Pro Eye(セット)の商品コード(型番)…99HARJ006-00
VIVE Pro EyeのHMD(単体)商品コード(型番)…99HAPT011-00

VIVE Pro Eyeの中古

メルカリやヤフオクをチェックしていれば出てくるかもしれないですね。

結論:VIVE Pro Eyeは本格的にVRをやりたい人におすすめです

というわけで今回は以上です。
自分の目の動きとシンクロして3Dモデルが動くとマジで生きてるみたいで超未来的で感動します。

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