楽曲の盛り上がりを作る手法9【小室転調やドラムパターン変更】

今回は、楽曲の盛り上がりを作るパターン10は何?
転調時代の振り返りと新しい盛り上がりがキーポイントって本当?
(公式動画やyoutubeが貼れるものは貼っていきます)

ボカロPの僕が解説していきます。
公式動画やyoutubeが貼れるものは貼っていきます。

転調時代の振り返りとそれに変わる新しい盛り上がりがキーポイント

先日の関ジャニの関ジャムの放送(TV番組、テレビ朝日2017年6月4日放送)で小室哲哉さんが言っていました

「ずっと曲の盛り上がりを維持するために転調を使っていた」(意訳)

この話がとても気になったのです

小室さんといえば、転調
JPOPといえば、転調
ですよね

しかし最近、洋楽邦楽ボカロ問わず、音楽全般を聞いていると、
転調で盛り上がりを作る時代終わった
ように、僕は感じます。

転調とそれに変わる新しい盛り上がりの2つがキーポイントですね。

2.転調盛り上げとはなんだったのか…、僕の転調が印象的な曲の思い出(J-POP)

確かに転調盛り上げの楽曲はとても多かったように感じます。
僕が思いつく楽曲をざっとあげてみます。

(1)鈴木あみ/white key

https://www.amazon.co.jp/white-key-鈴木あみ/dp/B00005G2YO

この曲って結構わかりやすく、曲の雰囲気が変わってますよね
サビの前半の部分だけ2つほど上がってる感じかな

(2)T.M.R-e/陽炎 -KAGEROH-

http://www.sonymusic.co.jp/artist/TMRe/discography/ARCJ-111

これは転調というか、曲自体が途中で完全に変わってまう曲ですよね
初めてこの曲を聴いたときはすごく新鮮で、びっくりしました
いまいち分析しきれていないのですが、おそらくリズム自体が変わっているので、曲中に2つ曲が入っているように感じるのだと思います

(3)涙のない世界/AAA(2016年)

これはAAAのわりと最近の曲ですか、わりと目立った転調をド派手にしているのでMステで聞いた時に少しびっくりしました
Bメロあたりで二段階転調し、そのままサビににつながっていきます
一番面白いのが、さらにそのサビの後で、あからさまにキーが戻ります
ビックリします
そこが聴いてて面白いです
(あからさま過ぎて、カラオケで無理やりキー下げしたような感じ)

(4)サウダージ/ポルノグラフティー

https://youtu.be/bIQKwDIBm7g?t=4s

これも典型的な転調の例だと思いますが、ラストのサビで、1つキーか上がりますね
キーが上がることでボーカルがものすごく必死になる様子が、いい感じの演出になってると思います
こういう曲は、ものすごく多いですよね

ここからは小室さんの楽曲です
番組でも取り上げられてとりあげられてました

(5)マイレボリューション/渡辺美里

これは番組でも取り上げられていましたが、Bメロからサビに移るところで、ブリッジとして1小節組み込まれてから転調しているということです

転調前のキーと転調後の聞いて共通のコードを入れる、というよくある手法ですね

(6)Get Wild/TMNetwork

こちらは、実際に演奏して紹介されていました
最後のサビで半音上がる感じですよね
小室さんが大好きな感じ、I'm proudとかもそうですよね、華原さんのギリギリの音域まで絞り出させる的な技ですよねw

(7)wow war tonight/h jungle with T

この曲が浜田さんのキーを意識して転調したということです

浜田さんが普段ツッコミを入れてる声を意識したらしいですが、小室さんのこの時代の曲で、男性キーの曲って珍しいとも思うんですよね
男性キーで小室さんが盛り上がりを意識して工夫したのがこの曲なのかなと僕は思いました

(8)逢いたい理由/AAA

小室さんは話していませんが、インサートでAAAの楽曲も取り上げられていました
「逢いたい理由」が途中で転調しているということですが…
うーん…僕が思うにこれ…展開としての転調なのかは微妙だと思いましたが
どうなんでしょうか
それよりも、パートの転換でもっと転調してませんか

細かい転調、特にCからGや、CからFは転調に含むのかは微妙ですよね
構成コードがあまり変わらないですもんね

小室さんの転調による音域効果の検証をしてみたい

小室さんの話聞いてると、小室さんの楽曲の、音域設定がどうなってるのかもっともっと知りたくなっちゃいました
実際転調によって、どれくらい音域を、高くできているんでしょうか
あとで聞き返してみようかな
分析脳がうずうずするぜ…(論文書いてる時より確実に真面目に分析している…)

特にglobeの楽曲の、音域はずーーっと高いままですよね
Wanna be a dream makerもそうですし、departuresやcan't stop fallen love とかFaceだとAメロはまだそんな高くないけど、サビはずっと高いし

 3.転調の時代は終わった、新しい盛り上げ方法

さて、ここからが本題です
「転調の時代終わった」と僕は思います
それに変わる新しい盛り上げ方法じゃないか、と思ったパターンをいくつか書いていきたいと思います

3−1.同じメロディで、ドラムパターンが変化する

まず、最初に思いついたのがコレです
最近の洋楽EDMの1番メインストリームの方法だと思います
そもそも、US/UK的な洋楽は全体的に、コード進行があまり変化しないので、ドラムパターンで変換をつけるということ昔から行われてきたと思います
最近のEDMでは、特に下記の2人、DJ SnakeとChain smokersの展開が非常に熱いと思うんです
(まあ、この辺の話、すでに語り尽くされてる話題ですが)

3−2.同じメロディで、コード進行が変化する

これも有名な話ですが、Perfumeなどの中田ヤスタカさんの楽曲では、イントロとサビでは違ったコードが使われていることが多いですね

特に、Perfumeの「VOICE」の不協和音ギリギリのコードを聞いた時はビックリしました

どうやら、複雑なオンコードや7th、9thなどのコードが多く登場しているみたいですいつも聞いてて思うんですけど、そういう不協和音ギリギリのコードがあって、それを曲全体の雰囲気を壊していないのが、すごいなと思います
(不協和音っぽいといえばaikoさんもすごいっすけどね)

3−3.リズムが変化する

リズムの変化…これは関ジャムの他の回でも言われていましたよね

Bruno Marsの、「24K Magic」では途中でビートが半分になっていて、そこで曲調を変化させていると解説されていました
確かに言われてみればそうですね
ビートを半分ってわりと普通に使うような気もしますけど…(俺がわかってないのかな)

後はリズムの展開変化に入るかわからないですが、Deco*27さんのゴーストルールもドラムのリズム感変化が激しい曲だと個人的に思います

そもそもゴーストルールのBPMって240くらいあるらしいですよ…
そんなに速さを感じないですよね
リズムの変化によって緩急をつけているからじゃないかなと思っています

3−4.同じコード進行で、メロディ自体が変化する

同じコード進行で、メロディが変化していくパターンですね

ヒャダインさんの作ったゆずの「表裏一体」はかなりテクニカルな曲ですが、これに使われてるのが、このメロディ自体の変化ですね
「表裏一体」では1番でaメロ、bメロ、サビと来て、2番ではaメロが変化したものが来て、後半ではaメロとサビとdメロが順序を変えて入り乱れてますね
かなりテクニカルです

Ne-yoなどのR&Bや、Hiphopのような曲でも、コードやバッキングが同じで、メロディが変化して、即興歌唱アレンジやフェイクのような雰囲気になっている気がします

3−5.ラップを入れる

ラップが入ると、かなり曲自体が変化しますよね
この曲は2016年の最新EDMですが、最近の流行りのミニマムなアレンジに、冒頭からラップが入ることで、綺麗だけの曲から幅がでてる気がします

Alexandra Stan - Mr Saxobeat (Official Video)
https://youtu.be/lAhHNCfA7NI

(埋め込みリンク無効)

この曲は、bメロ(無理矢理定義するとbメロ)にラップが入り、さらに後半にはラップとメロが入り乱れて、かなり情熱的な感じになってます

間奏位置にラップが入るのはわりと王道ですが、2000年くらいから、JPOPでもAメロやサビでラップとメロが入り乱れてるパターンが増えましたね

この曲もJpopの流れを、かなり、ぶった切った気がするんですが
ラッパーとシンガーの掛け合い続くJPOPっていうのが、リズミカルで新鮮でした

JPOPでラップと歌が相互にが入り乱れ始めて、尚且つカラオケで皆んなそれを歌うのが普通になり、普及させたのは、間違いなくオレンジレンジからな気が、僕はしますね

それまでは、スチャダラパーやケツメイシなどわりとHipHopよりなJPOPが多かったですが、ORANGE RANGEを皮切りに、FLOWやUver world、Aqua timezなどのミクスチャー系のバンドがヒットした気がします

3−6. 早口になる

早口とラップはまた別物ですよね
まずは2000年代のパンク系にちらほら早口の曲が多かった気がします…

あとはJPOPで言うと、川本真琴さんですかね

https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?associate=SMO&cd=MHCL000030237

あとは、人間の早口には限界があるので、これぞボーカロイドの専売特許なわけです
象徴的なのはこちらですね

なんか川本真琴さんと、続けて聞くと、少し流れを汲んでるような気がしなくもない…気がした

この曲も、パンクっぽい早口が出て来ますよね
かっこいいなと思います
2番aメロで、1番のaメロとの、綺麗な変化になってるんだなって感じます

3−7.楽器の構成が変化していく

楽器の構成で変化をつけるというのは、当たり前といえば、当たり前かもしれないですね
クラシックの第一楽章、第二楽章、というのはこれですよね

弾き語りから始まり、徐々に楽器が増えていくのもこれに当たるのかもしれません
コブクロの楽曲なんかは、そういう盛り上がりが多い気がしますね
さ、さすが、豪華なスタジオで生音にこだわってレコーディングしてるだけありますよね(何百万円かかってんだろ…)

3−8. 歌う人がどんどん変化していく

歌う人がどんどん変わっていくのも、ありますね
例えばこれ

チャリティーとして有名アーティストがリレー形式で歌っていますね

アイドルグループのONE DIRECTIONや、AKB48やSMAPや嵐、HaySayJUMPの楽曲もこれに近い気がしますね

ただ、最近のジャニーズで考えると、メインボーカルとそれ以外で別れてしまってるパターンが多いですよね
最近なるべく平等に順番に歌ってる大人数グループは…NEWSですかね
増田さんも、ラジオで語っていましたが、1人が歌う部分を長くして変化をつけると面白い
とのことです

アイドルはそれぞれのキャラクター演出も強いですから、特に面白いですよね

3−9.サンプリングしたメロディーが登場する

サンプリングをちょいちょい挟むのも、かなりの変化になりますよね

オーケストラをサンプリングしてますが、知っているメロディと、新鮮なメロディが交互にやってくると、心惹かれる気がします

SEAMOのこのサンプリング曲は、ルパンの曲を使いながらも、新しくつけたサビがかなりメロディアスで面白くて好きです
SEAMOさんは、面白い曲多いですよね、僕は好きです
Bennie Kとコラボした「a love story」はPVもラップの掛け合いも面白いし、「Continue」ではSweet boxとはまた違ったオーケストラのサンプリングをして、どれもオリジナリティの強いサビを持って来てるところが、サンプリングに頼っていない意地を感じます
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というわけで今回は以上です。
みんな違ってみんないい…ですね(やべえ、ありきたりなまとめになってしまった)

ここからですよ
ここから、また新たな手法が生まれていくんですよ、きっと

MusicVideoとか、物語調の曲とか、ちょっと考えただけでまだまだ全然ありますよね
まあ、そこまで広げていくと。楽曲の盛り上がりと言うよりは、音楽の枠を飛び越えて、人間の感情を揺さぶる手法…になってくる気がしますが

-音楽理論
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