VRChatってよく聞くけど、そもそも何なの?
プレイヤー人数どれくらい?
今までの歴史や将来性は?
こんな疑問に答えていきます。
2018年8月からHTC ViveでVRChatを利用している僕が、実体験を元に解説していきます。
Twitterで見かけて「VRChatってゲームが面白そう」が気になっている人は多いのではないでしょうか。
VRChatは簡単に言うと、ゲームというより、VR上でのコミュニケーションツールだと僕は思います。
でも、日々すごいスピードで進化しているのを感じます。
もはや、コミュニケーションツールでもあり、ゲームでもあり、会議室でもあり、オフ会の会場でもあり、生中継のステージでもある…
いろんな要素が詰まっていると思います。
今回は、そんなVRChatの歴史やSNSなどの基本情報を解説します。
実際の具体的なプレイ内容や画像については、下の記事を参照ください。
1.VRChatとは
VRChatとは、アバターを利用してVRの世界でコミュニケーションできるプログラム。
オリジナルのモデルを作成し、リップシンクやアクションを作り込むことも可能。
また、オリジナルの「ワールド」を作成し、そこで演奏やお絵かきなど特殊なアクションをしたり、友達を限定招待したりできます。
…という感じですかね。
Wikipediaではこう説明されています。
VRChatとは、仮想アバターを介して相互にやりとりすることができる、独自の世界。
ソフトウェア開発キットで、プレイヤーがキャラクターモデルを作成が可能。
プレーヤー・モデルは、オーディオ・リップ・シンク、アイ・トラッキング、ブリンク、動作範囲をサポート。
ゲームは "VRChat"と命名されたが、必ずしもVR機器をゲームに使う必要はない。
YouTubersとTwitch ストリーマーの使用により、ゲームの人気が上がっていると見られる。
https://en.wikipedia.org/wiki/VRChatより翻訳して要約引用
ワールドとは
ワールドとは、VRChat内にいくつも存在する仮想の世界を表す用語です。
チャットでいう「チャットルーム」のような存在です。
綺麗な星空のワールドや、かっこいい住宅や、神社など、綺麗にデザインされたワールドがたくさんあります。
Unityで自作も可能です。
公式ページ
VR CHAT
https://www.vrchat.net
公式ブログ
https://medium.com/@vrchat
SteamでのVRChatページトップ
https://store.steampowered.com/app/438100/VRChat/
VRCahtの概要 | |
開発元 | VRChat Inc |
販売元 | VRChat Inc |
デザイナー | Graham Gaylor Jesse Joudrey |
エンジン | Unity |
プラットフォーム | Windows |
発売日 | 2017年2月1日に開始 |
ジャンル | 多人数参加型オンライン |
プレイ人数 | 多人数 |
https://en.wikipedia.org/wiki/VRChatより翻訳して作成
2.ゲームの特徴13
公式サイトより、ゲームの特徴を翻訳引用しました。
https://vrchat.net/のLIST OF FEATURESより、翻訳引用して作成
(1)友達を作ろう
世界中の人々と遊んで作りましょう。
(2) 世界を創造する
Unity SDKを使用すると、想像力を生かすことができます。
(3)カスタムアバター
あなたの表情を変えてください、それはコスプレのようです。でもVRです!
(4)コミュニティに参加する
VRChatはコミュニティ主導型です。仮想の基地を作るのに役立ちます。
(5)全身アバター
リップシンク、アイトラッキング/ブリンク、完全な動作範囲のフルボディアバター
(6)自分を表現
手のジェスチャー、エモート、絵文字で自分を表現する
(7)3-D空間オーディオ
3次元空間オーディオは、重要な会話を聞くのに役立ちます。
(8)ゲームをする
プレイ旗を奪う、バトルディスク、ボウリングなど、私たちのコミュニティによって構築されたゲームを含む。
(9)楽しいこと
チャット、コラボレーション、ドロー、友達との彫刻。
(10)アバター創造
Unity SDKを使用して独自のアバターと世界を作りましょう。
(11)世界を探索する
他のコミュニティメンバーが作成した何百もの世界を探検してください。
(12)週刊イベント
公式および地域社会のイベントに参加しましょう。
(13)友情を築く
あなたが会う次のアバターがあなたの次の親友になるかどうかは決して分かりません。
言葉で聞くとわかりづらいですよね…
プレイしてみると、一目瞭然だと思います。
特に3Dで音が聞こえるのは、本当にすごいっす。
声が聞こえる方向がわかるんですよね。
イベントやアバター開発などの、ゲーム外のクリエイティブ活動にも焦点が当てられているのがわかると思います。
3.SNSとの連携
(1)Discord
https://discordapp.com/invite/vrchat
Discordとは
Discord(ディスコード)とは、2015年に開始されたゲーマー向けのボイスチャットです。
2018年5月16日時点で、ユーザー数が1億3千万人を上回っている
SkypeやTeamspeakなどの他のVoIPソフトウェアの良いところを組み込んだ、低レイテンシーの通信を目指して開発された。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Discord_(ソフトウェア)より引用
スカイプよりも高速に声と文字でチャットできるシステムのようです。
(2)Facebookページ
https://www.facebook.com/groups/vrchat/
執筆時点でのメンバーは3,918人
意外に少ないですね
(3)reddit
https://www.reddit.com/r/VRchat/
redditとは
reddit(レディット)は英語圏のウェブサイト。ニュース記事、画像のリンクやテキストを投稿し、コメントをつけることが可能。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Redditより引用
英語圏の大型掲示板です。
日本語版もあるようですね。
(4)Twitter
執筆時点で、フォロワー34,000人くらいです。
意外にまだまだ少ないですね。
4.プレイヤー人数
2018年1月時点の記事で、同時ユーザー数は現在12,000以上に達したとあります。
It was been a busy winter for VRChat, with concurrent users now reaching 12,000 and more.
https://steamstore-a.akamaihd.net/news/externalpost/steam_community_announcements/2284879949565744700より引用
ワールド自体は1000を超えているそうです。
Over 1000 Worlds and Growing
https://vrchat.netより引用
5.歴史
年月 | 出来事 |
2016年12月 | アーリーアクセスビルドのリリース |
2017年2月1日 | SteamにおいてWindows用にリリース |
2017年3月 | パーソナルスペースなどの会話機能の強化 |
2017年4月 | プライベートワールドや招待制の強化 |
2017年8月 | アバターアニメーションやHTC Viveのトラッカーへの対応強化など |
2017年10月 | HTCとのパートナーシップや、4,000,000ドルの投資を受けたことを発表 |
ハロウィーンコンテストを開催 | |
2017年11月 | 新しいハブのワールドをリリース |
2017年12月 | 友達のインスタンス機能が登場 |
2018年1月 | 同時ユーザー数は現在12,000以上に達する |
ミュート/ブロック機能の使用を呼びかけ | |
2018年5月 | カメラとレンズに新しいモデルが追加 |
2018年6月 | 新しいトリガー/アクション、新しいMIDIデバイストリガが追加 |
https://medium.com/@vrchat、https://store.steampowered.com/app/438100/VRChat/より翻訳して作成
短い時間で急速に進化していますね。
2017年にSteamでリリースされてから、1年くらいは、マナーの悪い人への対策やコミュニティ形成、アバター機能など、インフラの強化がメインだった気がします。
2018年に入ってからは、カメラ機能やMIDIデバイス連携など、ワールドで特殊なことができる機能が強化されてきてる印象があります。
6.将来の予想
この流れで行くと、まず2018年中にワールドでの機能が強化されていくと僕は思います。
ワールドを自作する人も増えていき、今の「なんとなくチャットする」だけの行動が、目的を持ったコミュニケーションに変わる気がします。
VRゴーグルの普及も高まってくると思われるので、ゲーマーだけでなくて、老若男女の広い範囲の人が集まると思います。
喋るだけでなく、何かアクションをするようになると予想します。
今も、軽いスポーツや演奏、オフ会などは行われているようです。
講演会や、同窓会、コンサート、アイドルの握手会なども可能ですよね。
7.イベント情報
イベント情報
https://www.vrchat.net/events
ここにすごく簡単にイベント名と日付が書いてあります。
なんか、近所の公民館のサークルイベントのお知らせなみのシンプルさですねw
(イベント詳細は3行だけかよ…っていう)
開発者イベントとか、日本語勉強会とかありますね。
これから、どんどん大きくなりそうなので、今の状況はきっと貴重です。
8.マニュアル、ヘルプページ
ヘルプページが一応存在します。
» 参考:VRChat Help Center
9.開発者向けのページ
The VRChat Developer Hub
https://docs.vrchat.com/
Unityを使用した、開発のマニュアルが載っています。
動画もあり。
ワールドの作成用に、家具などのプリセットもあるようですね。
わりと放任主義で、「詳しくは自分で調べて」という部分も多い印象。
これから勉強しようと思います。
というわけで今回は以上です。
こうして見ると、ものすごいスピードで進化していますね。
これからも目が離せないと思います。