HTC Viveのベースステーションの設置方法【ネジ留めまで徹底解説】

投稿日:2018年8月8日 更新日:

天井近くにベースステーションを固定する場所がないけど、どうしたらいい?
付属のネジが使いづらいけど、代用品ある?
こんな疑問に答えていきます。
2018年8月からHTC Viveを利用している僕が、実体験を元に解説していきます。

今回は、HTC Viveのベースステーションの設置方法を書いていきます。
ネジ留めまで徹底解説します。

え?ネジ留め?そんなの必要なの?

って思いますよね
そうなんです…HTC Viveのベースステーションの設置は軽くDIYです。
家具を作る感覚で挑む必要があります(笑)

ベースステーションと呼ばれるセンサーは、一番最初に壁(2m以上の高さが理想)に固定する必要があります。
住んでいる部屋によって、天井の高さや、壁の材質も違うので、独自の工夫が必要になってきます。
せっかく買ったんだから、早くVRしたいですよね…

コツさえつかめば、簡単です。
丁寧に解説していきます。

YouTube動画での解説はこちら

マニュアルはどこ?

公式のマニュアルは大きく分けて2つあると思います。

(1)英語での解説動画

ベースステーションの取り付け(HTC公式)
https://www.vive.com/jp/support/vive/category_howto/installing-the-base-stations.html

こちらは英語です。
しかもベースステーションの部分はさらっと、流されています。

(2)購入後に見れるスライド(公式サイト)

購入後に見れるスライドは、全体的には非常にわかりやすいです。

ただ、ベースステーションの取り付けの部分は、家の事情によって大きく異なってくきますよね。
工具や場所を、準備して置くためにも、事前に工程を理解しておくのがオススメです。

HTC Viveセットアップのダウンロード
https://www.vive.com/jp/setup/vive/

1.ベースステーションとは

ベースステーションとは、こちらの2個の黒いセンサーですね。
これを壁につけて、あとで電源ケーブルも繋いでいきます。

2.部屋の中で置く場所を決める

(1)広さをチェック

以下、画像はhttps://www.vive.com/jp/setup/vive/よりダウンロードできるマニュアルより引用

トラッキングを最適な状態でおこなうため、2 つのベースステーション間距離が5メートル以内になるようにしてください。

ベースステーションの視野はそれぞれ120度です。角度を30~45 度で調整してプレイエリア全体をカバーするのが理想的です。
https://www.vive.com/jp/support/vive/category_howto/tips-for-setting-up-the-base-stations.html

(2)高さをチェック

ベースステーションを部屋の対角線上で頭の高さより上にくる場所に取り付けます。2 m 以上が理想的です。
https://www.vive.com/jp/support/vive/category_howto/tips-for-setting-up-the-base-stations.html

(3)邪魔な家具がないかチェック

最終的にわりと動き回るので、ソファなどがない空間が理想です。

(4)壁に固定できるかチェック

壁に固定できるか…
これは非常に難しい問題ですよね。
木の壁で穴を開けてもよければ、それでいいと思います。

コンクリートの壁の場合、日本文化的に言うと、大抵はドリルで穴を開けるわけにはいかないですよね。

棚の上がおすすめ

僕はこんな感じで、天井近くの収納スペースに置いています。
ベースステーション自体は、見た目よりそんなに重くないので、難易度は低めです。
(リンゴくらい?)

天井近くの物置スーペース

3.道具を準備する

今回、僕が利用したものはこちらです。

ドライバー

ネジのサイズにあった大きめのものが便利

ネジ

鋭くて短い日本製のものが便利
ネジは付属で付いてくるのですが、取り付け場所によっては、使いづらいです。

取り付け木材

本棚や木の枠などの取り付け場所になるもの
壁につけられない場合、便利です。

延長ケーブル

延長ケーブルは、合計4本5m前後のものを使っています。

三脚やクランプといった方法もある

三脚やドリルは使いませんでした。

4.マウントを固定していく

マウントと呼ばれる、取り付け器具をまず、ネジで留めていきます。

(1)付属のネジが超使いにくい

付属のネジが使いにくいんですよ。
長くて鋭さもないので、打ち込む難易度が高いです。
なので、市販の短くて鋭いネジで代用しました。

(2)最後までネジを押し込み固定する

グラグラさせないのがポイント

5.ベースステーション本体を回して固定していく

マウントがしっかり付いたら、ベースステーション本体を回して固定していきます。

ベースステーションの視野はそれぞれ120度です。角度を30~45 度で調整してプレイエリア全体をカバーするのが理想的です。
https://www.vive.com/jp/support/vive/category_howto/tips-for-setting-up-the-base-stations.html

ちょい下向きくらいですね。

6.固定した棚を実際に上に置く

固定した棚を実際に上に置いて、配置ました。
左右の向きも微調整します。

7.電源コードを配置する

電源コードを、裏側の穴に繋ぎます。

延長コードを巡らせておくのが大事

この後も、たくさん電源プラグを使うので、延長コードを計画的に巡らせておくのは大事です。

コントローラ2つを充電する場所も考える

パソコンやモニタの他に、忘れがちですがコントローラの充電にもプラグを使います。
どちらか1つのベースステーションへの延長コードに割り当てなど、計画しておくと楽ですね。

コンセントは簡単に抜き差しできる位置の方が無難

電源の切り方にまだ悩んでいるのですが、スリープ状態ではなくて、電源を切ることを考慮してコンセントは簡単に抜き差しできる位置にしておきました。

また、ベースステーションは、あとでファームウェアのアップデートを行う必要があるようです。
その場合は、Bluetoothの無線接続か、USB直接接続の2パターン選べるようです。
そんな頻繁にないことを願いたい。

8.電源を入れる

電源を入れます。
bとcの文字が表示されます。
つけると、少しだけ音がしますね。
何か体に負荷を感じます。
>>未使用時に電源を切るための操作はセットアップが行った後に設定画面から行います。

9.ビニルを外す

もう既に外しているかもしれないですが。表面のビニルを外します。

というわけで今回は以上です。
いやあ…想像以上に長い!

特にマウントを固定するために、ネジを留める部分は、1回失敗したこともあって1時間以上かかりました。
VR空間を作るのには、実はDIY大工作業が必要なんですね…

買う前に準備しておくと、より楽になると思います。

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