バーチャルキャストのアバターのアップロードはシードオンラインに連携するだけって本当?
自分のみ・公開など利用範囲を設定できるって本当?
アバターに何も設定しなくてもまばたきや表情が動いたって本当?
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
僕はVRoidで漫画が作れるiPhoneアプリComicamを開発して公開中です。
そんな僕が解説していきます。
バーチャルキャストのアバターのアップロードを解説【シードオンラインに連携するだけ・自分のみ利用も可能】
バーチャルキャストの基本の使い方についてはこちらの記事で解説しています。
» バーチャルキャストのやり方を解説【キャプチャで放送・機能も豊富】
アバターをVRoidで作る方法はこちらの記事にまとめています。
» VRoidの完全マップ【入門・基礎・中級・上級を徹底解説】
バーチャルキャストとシードオンラインとの連携を許可する
バーチャルキャストを立ち上げて右上のコネクトを押します。
ニコニコアカウントとの連携を認可しました。
他にもTwitter・Facebook・メールアドレス登録でもログイン可能です。
シードオンラインとの連携が成功したと出ます。
バーチャルキャスト用にVRMファイルをアップロードする
ブラウザでシードオンラインを開きアバターをアップしていきます。
» 参考:https://seed.online/
利用規約に同意してキャラクター(VRM)を選択しVRMファイルをドラックします。
利用規約の注意ポイントついてはこちらの記事に書きました。
» バーチャルキャストの利用規約を解説【商用での利用も可能です】
VRMファイルのメタデータは必須項目です
VRMファイルのメタデータとは作者名や暴力表現を許可するかなどのこれらの設定項目群です。
VRoid Studioではエクスポート時に設定できます。
空欄にしていた人は埋めなおして再度エクスポートしましょう。
シードオンラインでの表示項目 | 内容 |
アバターの人格に関する許諾範囲 | アバターに人格を与えることの許諾範囲 |
暴力表現を演じることの許可 | |
性的表現を演じることの許可 | |
商用利用の許可 | |
その他ライセンス条件 | |
再配布・改変に関する許諾範囲 | ライセンスタイプ(再配布禁止/なし) |
その他ライセンス条件 |
シードオンラインではこれらの項目が表示されています。
VRMファイルのアイテムの詳細項目を埋める
- アイコン画像
- アイテム紹介文
- Twitter・YouTube埋め込み
- 公開範囲の選択
これらの項目を埋めていきます。
アイコン画像サイズ
横512px × 縦512px
png / jpg (上限10MBまで)
VRoid Studioで撮影した勝負写真を使用するとよさそうです。
アイコンをその場で撮影もできる
プレビュー部分でアイコン撮影ができます。
ただ、表情や視野角が変えられないので盛れないです。
旧ビューアーを使用すると少し動いてくれますが動作が重いです。
アイテムの詳細の紹介文が500字以内で書ける
500文字以内で書けます。
将来的にアイテムが販売可能になりそうなので、その際はここでアピールできます。
Twitter・YouTubeの埋め込みもできる
ツイートや動画を埋め込めます。
プレビュー動画を掲載するのがよさそうです。
YouTubeのURLはhttps://youtu.be/XXXXの共有バージョンの方なので注意です。
アイテムの公開設定は3種類
公開/限定公開/投稿から選べます。
YouTubeと似た感じですね。
投稿を選んだ場合、上部に「他のユーザーはこのページを見ることが出来ません」とわかりやすく表示されます。
保存ボタンや完了ボタンはありません
戻るを押すと自動的に保存されます。
完了ボタンなど押さなくてもアップロードが完了しています。
アバターのポリゴン数の制限
VRMモデルのポリゴン数に制限はありますか?
特に制限はありませんが、推奨のポリゴン数は50000点となります。(三角ポリゴン)
https://virtualcast.jp/faq/より引用
ポリゴンは50000以下が推奨と書かれています。
VRoid Studioで普通に作っていれば超えることはないと思います。
ポリゴン数の最適化が必要な場合はCats Blender Pluginを通した後にUnityでVRM形式で保存するのがよさそうです。
ただその場合はシェーダー情報や表情の設定が失われないか注意です。
» Cats Blender Pluginの使い方【1ボタンで最適化・詳細設定も可能】
アップロードの件数と容量の制限
項目 | 数値 |
アップロード可能件数 | 30件 |
アップロード可能容量 | 100MB |
僕のモデルで1体15MBとかなので上限6体くらいが目安かもしれません。
バーチャルキャスト内でアップロードしたアバターを選択して使用する
ポップアップで許諾範囲をしっかり確認されます
バーチャルキャストを起動します。
配信を開始しようとすると新しくアップロードしたアバターの許諾範囲がポップアップされます。
「アバターのルールをきちんと守ろうね」という意味でもしっかり確認があるのは素晴らしいですね。
あとはバーチャルキャスト内のメニューから自分のアバターを選んで使用すればいいだけです。
まばたきや表情もきちんと動かせました
VRoid Studioで作成したVRMをそのままアップロードしただけで、まばたき・表情・ハンドサインもきちんと動きます。
Unityで改変して設定をきちんとしてないモデルは動かなかいこともあったので注意です。
これで完了です。
バーチャルキャストのアバターのアップロードをさらに極める方法【表情にこだわるのもあり】
アバターの操作方法を理解する
HTC Viveの場合パッドの上下左右を押すと表情が変わります。
パッドをダブルタップすると手のサインが変えられます。
ただなかなか反応しにくいです。
ダブルタップというイメージよりも、真ん中からスッと撫でるようにダブルスライドすると認識しやすいです。
Unityでアバターの表情のカスタマイズする
何もしない状態だと怒る・笑うなどの基本表情が割り当てられています。
UnityでVRMファイルのdescription部分で設定していけば特殊なリアクションへのカスタマイズも可能です。
VRChat用に設定する作業と似ていますが、VRM形式での設定なので微妙に違いますね。
表情(リアクション)・まばたき・ハンドサインをUnityでオリジナルにカスタマイズする方法は別記事で書こうと思います。
» 別記事で執筆予定
というわけで今回は以上です。
VRoid作っただけで5分でVTuberになれるっていう簡単さがマジですごいっすね。