FaceRigのラインナップと動作環境

FaceRigの種類は、たくさんあるけど、どれを選べばいいの?
FaceRigの動作環境や必要なグラボのスペックは?
これらの疑問に答えていきます。

Live2Dの販売サイト2次マにおいてモデルを公開中の僕が解説していきます。

1.FaceRigとは

FaceRigとはwebカメラに映った顔を認識して、それを信号に変えて、キャラクターを動かす仕組みのアプリケーションです。

FaceRig+Live2Dでキャラクターを動かして、安価で短時間でVtuberになれるのが流行っている理由だと思います。

2.FaceRigシリーズラインナップ

2−1.FaceRig(本体)

http://store.steampowered.com/app/274920/FaceRig/
(内容)

http://store.steampowered.com/app/274920/FaceRig/
より引用
FaceRigは、ウェブカムを使い、魅力的なキャラクターになりきることが出来るソフトです。作った作品を録画して動画にしたり、Skype、Twitch、Hangoutsなどのリアルタイムでウェブカムを利用するサービスで使うことが出来ます。

(価格)
1480円
->740円
スペシャルプロモーション! 2月20日 に終了(2018年)
(推奨動作環境概要)
Windows® 7およびそれ以降のOS
NVIDIA GeForce GTX560 および同等のグラフィックアダプタ

2−2.FaceRig Live2D Module

http://store.steampowered.com/app/420680/FaceRig_Live2D_Module/
(内容)
Live2DのモデルをFaceRigで使用するために必要なツール
(価格)
398円
(推奨動作環境概要)
DirectX: Version 9.0

Live2Dについてはこちらの記事に書いています
https://shinrinmusic.com/about-live2d/

2−3.FaceRig Studio - Personal

http://store.steampowered.com/app/571690/FaceRig_Studio__Personal/
(内容)
オプションの追加センサー(Perception Neuron, Leap Motion、Intel Realsense)と仮想操作のインプットを
前提として、3Dモデル(fbx形式)を動かすソフト
(価格)
3,4000円
(最低動作環境概要)
Windows® 7 or later
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX560 or equivalent
(最近の開発状況)
リリース日: 2017年5月17日

(筆者の感想)
3DモデルをFaceRigで動かすだけのために、3,4000円も払う必要はあるんだろうか
他の方法で動かせる気はする
でも、「1分」で「買った瞬間」に設定作業なしで体も含めてスムーズに動かせるなら3,4000円でも安いかも

2−4.FaceRig support for Intel® RealSense™

http://store.steampowered.com/app/420824/FaceRig_support_for_Intel_RealSense/
(内容)
Intel® RealSense™ Cameraと連携して、操作ができるソフト

Intel® RealSense™ Cameraとは
キネクトの後続品的な存在で、2万円とかで最新のカメラのディープラーニングとかができる最新ハードみたいですね
かなり深い内容みたいなので、ちょっと勉強します
とりあえず下の2つの記事を読まさせていただきました

Intel RealSense Depth Cameraがいかにやばいかについて
https://qiita.com/alfredplpl/items/4a14b5250ac88cec40c7
RealSense が届いたので Unity で出来ることなどを詳しく調べてみた
http://tips.hecomi.com/entry/2015/02/25/030422

(価格)
0円
(動作環境概要)

http://store.steampowered.com/app/420824/FaceRig_support_for_Intel_RealSense/
より引用
最低:
OS: Windows® 8.1 or later
プロセッサー: 4th generation (or later) i5/i7 Intel® Core™ processor
グラフィック: NVIDIA GTX* 600 series or AMD Radeon* HD 7000 series (or better)
ストレージ: 8 GB 利用可能
追記事項: Requires the Intel® RealSense™ Camera F200 or SR300

(筆者の感想)
これけっこう良さそう
自作3Dモデルを作ったらこれで動かすのとかありかも
3Dモデルを作ったら>これで動かす
(これ以外にも、たくさん方法はあるようだが)(高額のセンサーつけるなど)
3Dモデルを作っていない>2Dの絵からLive2Dモデルを動かす
(Live2Dモデルでの設定をFaceRigにスムーズに反映できるとは限らないっぽい)

2−5.FaceRig support for Leap Motion™ Controller

http://store.steampowered.com/app/420825/FaceRig_support_for_Leap_Motion_Controller/

(内容)
Leap Motion™ Controller (for hand tracking)と連携して、操作ができるソフト

Leap Motion™ Controller (for hand tracking)とは
これは指先の動きを認識するデバイスのようですね

以下、参考にさせていただきました
VR用ジェスチャー認識技術を開発中のLeap Motionが約55億円の資金調達
2017.07.18
http://www.moguravr.com/vr-leap-motion/
「Leap Motion Controller」の可能性を考えた (1/3)
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1308/06/news098.html

(価格)
0円
(動作環境概要)

2−6.(その他)アバター別売りシリーズ

別料金でアバター(キャラクター)も販売されています。ちょっと、いかにもアメリカっぽいものが多いですね。アメコミ風というか。
3Dキャラのものはピクサーっぽいですね。
(内容)
(価格)

3.Macで動かすには

3−1.Mac自体で動かすには

Mac自体でwin版のFaceRigを「素直に」動かすのは、できないと思います。
なぜならFaceRigを起動する時に、まずSteamを起動させるのですが、このSteamで起動ボタンが出てこないので(まあ対応してないって書いてあるので当然ですが)無理でした。
Steamを通さなければいけないので、これ以上はどうにもならならそうですね。

3−2.Macの中の仮想環境で動かすには

でも仮想環境なら動きます。動きますが、問題はグラボ(GPU)の性能が追いつくかという点になります。
GPUについての話はすごく深いですね。
語り出すと、語りつくせないですが、ここではとにかく僕のMacbookPro(2014)ではGPUの性能が足りてなくて、起動はするけど
操作にはかなりの難がありました。

(1)VirtualBox

VirtualBoxで試してみましたが、起動はしますが、操作にはかなりの難があります。
設定値を色々いじったり工夫したりしましたが、スムーズに動きません。
右を向いたり、目を閉じても、3分後にやっと動いてくれるってレベルのカクカク、カクカクっていうレベルじゃねーぞ、昭和のテレビか?ってレベルなので、使えるとは言えないと思います。
ただし、先ほども言いましたが、これはグラフィックボード(GPU)の性能のせいなので、eGPUなどを繋げば動くようです。(この話はとても深いので、また別の記事に書けたら書きたいと思います。)

(2)BootCamp

試してません

(3)Pararells

試してません

3−3.Windowsのバージョンはどれがいい?8?10?

3−4.グラフィックボードのスペックは?

上にも書きましたが、公式には以下のようにあります

http://store.steampowered.com/app/274920/FaceRig/
より引用
Windows® 7およびそれ以降のOS
NVIDIA GeForce GTX560 および同等のグラフィックアダプタ

4.iPhoneで動かすには

iPhoneでは、iPhone5sでもサクサク動きました。
こちらから、iPhoneAppをインストールするだけです。インストール自体は無料です。

4−1.アプリ自体は無料、今すぐ楽しめる

4−2.自分のキャラをインポートするのは(アンロックするのは)1200円

>>やってみました

実際にインポートする手順については別記事に書きたいと思っています。

4−3.背景も選べる

デフォルトにクロマキーにそのまま使える緑色背景はありません

4−4.他にもアバターが変える

デフォルトのLive2Dのアバターが用意されています(ただし有料)

5.Androidで動かすには

andoroidでも同様にアプリがインストールできます。

Steamとは何?

Steamとは?
Steamというのはオンラインゲームのポータル販売サイトで、ここ数年でかなり存在感を増しています。
2018年中には、ほとんどの人が知っているサイトになるような予感がしてます。
http://store.steampowered.com/about/

というわけで今回は以上です。
iPhoneだけでも動かせる手軽さは魅力ですね。
またグラボが強ければ、綺麗に大画面でも映える動画を作れそうです。
複雑で繊細な2Dが気軽に動かせるこの技術は、まだまだ3Dto違う路線で活躍していきそうな気がします。

Live2Dの記事一覧はこちら

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