Live2Dの基本情報とエディタのラインナップ

投稿日:2018年2月15日 更新日:

そもそもLive2Dって何?
Live2Dの運営元や歴史は?
こんな疑問に答えていきます。

Live2Dの販売サイト2次マにおいてモデルを公開中の僕が解説していきます。

1.Live2Dとは

1−1.使用動画例

この動画は、僕がLive2DをFaceRigを使用して作成した動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=4wMQAAfs5dI

これを見れば一目瞭然ですが、Live2Dとはこれのことです。

1−2.Live2Dとはイラストを動かす技術

このように、Live2Dとは、数分の作業だけでイラストを動画のように動かせる新技術です。
現在すでにメジャーなゲームに多数使われていて、VTuberにもなれると言うことでますます注目されている技術です

Live2Dを顔で動かすエンジンのFaceRigも、セットで注目されています。
FaceRigはこちらの記事で紹介しています

wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/Live2D
公式
https://www.live2d.com/

2.歴史

2006年 株式会社サイバーノイズ(旧社名)創業

2011年 Live2D採用のPSPゲーム「俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル」が
株式会社バンダイナムコゲームス様よりリリース

http://www.live2d.com/ja/historyより引用
https://www.live2d.jp/about/

上記は公式サイトより引用です

ここから、私の見解で、Live2Dを取り巻く最近の動きを書きます

2017年 3DCG利用のバーチャルユーチューバー、キズナアイのYoutubeチャンネルがじわじわと人気になる
2017年11月頃 ニコニコ動画の記者会見が行われるが、ユーザーからの意見が殺到し、ニコニコの代表が交代する
(ニコニコ動画からYoutubeに本格的にクリエーターが移動か)
2017年12月頃 ねこますさんのYoutubeがブレイクし、VTuber四天王が話題になる
VTuberに手軽になれるlive2Dにも注目がさらに集まる
2018年1月頃 Youtubeチャンネルの総合ランキング上位をバーチャルユーチュバーが独占し始める
2018年2月 一気にLive2D+FaceRigのVTuberや素材や動画が急増
しているように感じる
←←←←←←←←←←←←(今ここ)
2018年春 素材を販売できるLive2Dが運営するサイトがオープン予定
(と書いてある)
https://pre.nizima.com

年表.Live2Dを巡る最近の出来事(筆者の見解)

3.気になる規約

(1)商用利用について

会社や個人の利益規模によって、区別
今の自分は商用利用可能

下記のようにわかりやすく定義されているので、詳しくは下のリンクから規約を読んで見てください

SDKリリース(出版許諾)ライセンスとは?
http://www.live2d.com/ja/products/releaselicense
より引用

※「一般ユーザー」と「小規模事業者」のお客様は出版許諾契約の締結が免除となります。
※「一般ユーザー」とは、直近売上高が 1,000 万円未満の個人・学生・サークル・その他の団体を意味します。
※「小規模事業者」とは、直近売上高が1,000万円未満の事業者を意味します。
※ 直近売上高が1,000万円以上の場合は、その形態・法人格の有無を問わず「一般ユーザー」や「小規模事業者」とは認められません。

(2)アダルト利用について

http://www.live2d.com/ja/products/releaselicense
のページから閲覧できる以下の規約参照
http://www.live2d.com/eula/live2d-open-software-license-agreement_jp.html
より抜粋引用

5.8 その他の禁止事項
(中略)
お客様が居住するか、または本ソフトウェアをインストールもしくは使用する国の法律上、違法な派生作品の開発または作品の制作、特に、刑法のわいせつ物頒布等の罪や、児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律に規定の罪に該当するような派生作品の開発または出版・配布を行うために、本ソフトウェアを使用すること。

上記のように、アダルト作品への使用はできないと思います

4.公式のマニュアル

Live2D ver.2のマニュアルURL
http://sites.cybernoids.jp/cubism2/beginner-tutorial/07
Live2D ver.3のマニュアルURL
http://docs.live2d.com/cubism-editor-manual/top/
Live2D Euclid Editor(3D)のマニュアルURL
http://docs.live2d.com/euclid-editor-manual/top/

公式の他のマニュアル的に役に立ちそうなページ
Live2D コミュニティ
http://forum.live2d.com
Live2Dを学ぶための外部リンク集
http://www.live2d.com/ja/external-links

5.Live2Dのエディタソフト

5−1.Cubism 3

http://docs.live2d.com/cubism-editor-manual/top/
CubismはLive2Dモデルを作成するエディター
2018年2月現在の最新バージョンは3

(PRO版とFREE版の機能比較)
http://www.live2d.com/ja/download/cubism3-pro-free-comparison

僕が気になるPRO版とFREE版の違い

・メッシュの自動生成のプリセット機能ありなし
・メッシュのコピー&ペーストありなし

僕が特に注目している機能

・リップシンク
・物理演算

5−2. Euclid Editor

http://docs.live2d.com/euclid-editor-manual/basic-of-live2d/
Live2Dの頭部と3Dの体を合わせたハイブリッドな構成を作成できるエディタ
最適な表現範囲、Cubism3が左右40°程度なのに対して、上下左右すべての角度に対応

(動作環境)
Windows7/10のみ
3D部分はMayaで作成想定、Unityで3Dモデルのボディ(FBX形式)と組み合わせる
indieタイプの単月プラン ¥2,760/月
90日間のTrial版あり

5−3. SDKリリース(出版許諾)ライセンス

上でも触れましたが、商用利用の件も含めて、小規模クリエーターには嬉しいルールがきちんと定められていると感じました。

http://www.live2d.com/ja/products/releaselicense
より引用
Live2DのSDKを利用し作成したゲームやアプリなどをリリースする際は、Live2D Proprietary Software 使用許諾契約書に含まれる条項に基づき、SDKリリースライセンス契約 (正式名称:出版許諾契約)の締結と出版許諾ライセンス料金のお支払いが必要となります。
※「一般ユーザー」と「小規模事業者」のお客様は出版許諾契約の締結が免除となります。

自分の場合は、今の状態では気にしなくて良さそう

6.Live2Dモデルのサンプルデータ

サンンプルデータ3(わりとたくさんある)
http://docs.live2d.com/cubism-editor-manual/sample-model/
サンンプルデータ2
http://sites.cybernoids.jp/cubism2/samples

7.一般ユーザーが素材を売れるサイト

マネタイズの仕組み
まだ始まってない
https://pre.nizima.com
2018年春オープン予定とのこと

8.wordpressに埋め込む

http://www.live2dcs.jp
webに埋め込むのがすごい

9.アニメ本編も作ってる

http://www.live2dcs.jp/works/soraumi/
これだけでアニメ本編も作ってる
ただしウィンドウズ

動画の例でいうと、
このレベルのアニメ本編まで作れるね

10.最新技術の内容

お役立ち情報やコミュニティページが参考になりそうです。
» 参考:お役立ち情報
» 参考:Live2D コミュニティ

http://alive2017.live2d.com
スライドで最新技術の内容がある
(現在はリンク切れ)

11.アワード

http://www.live2d.com/ja/award2017
賞金20万円はちょっと少なく感じる

というわけで今回は以上です。

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