作詞に興味を持つようになる教育環境や講座【松井五郎先生は神】

作詞に興味を持つようになる教育環境って?
おすすめの本や作品は?
こんな疑問に答えていきます。

僕が影響を受けた人物を紹介していいます。
2011年からボカロ楽曲でMVを作っている僕が解説します。

1.福永令三先生(クレヨン王国シリーズ)

福永令三先生のクレヨン王国シリーズは、クレヨン王国という存在を共通のテーマとしながら、毎回舞台や作風の異なった物語が繰り広げられる、青い鳥文庫のシリーズ作品です。

その中でも初期の作品(たしかクレヨン王国と春の小川)に「おーい、おーい、呼んでいるよ」から始まる太陽と北風の素敵な詩があります。

僕は6才ながらにその詩がとっても好きになりました。
小学1年生の「好きな詩を書いてみよう」という授業の時に綺麗な字でその詩を書き写しました。
学校の先生はとてもそれが気に入ったようで、大きな大きな花丸をくれて、素敵な詩だと褒めてくれました。

その後、作文を書けば、「これは随筆文だ!」と褒められ、
字を書けば「学年で1番上手い」と褒められ、
市で表彰されたりしました。
効果はありますね。

クレヨン王国には、作中にたくさんの詩が登場します。
ミュージカルか?ってくらいに頻繁に詩が出てきます。
思えば今僕が音楽やミュージカル風ドラマが好きなのもそこから始まっているのかもしれません。

子供に読ませるにはオススメです。

2.松井五郎先生

12才の頃、聞いていたのが松井五郎先生の作詞講座のラジオ番組です。
作詞を教えるなんてそんな番組初めて聞いたのでわりと新鮮でした。

その頃だと、MAXやSMAPの楽曲は松井五郎さんの作詞があったと思います。
今だと、ヒャダインさんの師匠としても有名ですよね。

軽く聞いていただけなんですけど、基本的なことはこの時に意識し始めたと思います。

これに影響を受けてから、僕の作詞ノートを続けています。
(当時、相川七瀬さんも、作詞ノートを作っているというエピソードも聞いて、驚きました。)

3.松岡充先生(SOPHIA)

松岡充さんの歌詞を気に入ったのは、文化放送で流れていた「ALIVE」という曲を聞いてからです。

「ALIVE」はまあ、中2病っぽい曲ではあるんですけど、「生きる意味はわからないけど、生きたいという衝動は人と人のぬくもりにあるんじゃないか?」という大きなテーマの曲です。
松岡さんは、当時の10代の若者に支持される歌詞をたくさん書いてきたと思います。

SOPHIAというバンドは、僕は「街」のシングルの派手なイメージありました。
(みなさんもそうかもしれません)
しかし、アルバムごとに、大幅に違った作品を作っていると思います。

このアルバム「ALIVE」は、ビジュアル系やロックという括りでは語れない、文学的な作品になっていると思います。
後の「HARD WORKER」では岡村靖幸さんとコラボ、「OAR」では作詞家の326さんとコラボしています。

また、松岡充さんは2010年くらい以降は、ニコニコ動画に力を入れていますよね。
ボーカロイド文化ともとても近い存在です。

プライドが高くて、常に葛藤がある歌詞が好きです。
ただ、アルバム「夢」以降は歌詞のネタや、文章の作り方が、尽きてきた感を強く感じます…
(やっぱり人間成功して生活が安定してしまうと訴えたいことがなくなってしまうのでしょうか)
浜崎あゆみさんもそうですね、成功したあたりから歌詞がつまらなくなっていきました。

4.槇原敬之先生

槇原敬之さんの曲を聴くようになったきっかけは、大学生の時にラジオでよく流れていて気になったからだと思います。

槇原さんは、共通して、日本語のリズムやゴロなどのテクニックも完璧です。
その上で感動や共感を伝えているから、すごいと思います。

キャリアの長い槇原さんは、時期によって、歌詞のタイプがはっきりと分けられると思います。
それぞれのタイプ全部すべて真似したいですね。

タイプごとに、アルバムもあげてみました。

(1)日常の恋愛や生活の歌詞

アルバム
デビューから「PHARMACY」「UNDERWEAR」まで
「Personal Soundtracks」「不安の中に手を突っ込んで」「Heart to Heart」

「PHARMACY」「UNDERWEAR」の2アルバムはメロディーも神がかっていますね。
この頃は恋愛や日常のささいなことを歌った歌詞が多くて、こういう歌詞も真似したいなあと思っています。
「Personal Soundtracks」からの3枚は、意識的にラブソングに回帰していると思いました。

(2)自己嫌悪型の内省的な歌詞

アルバム
「Such a Lovely Place」「Cicada」「太陽」「Home Sweet Home」「本日ハ晴天ナリ」

「Hungry spider」などの、自己嫌悪型の歌詞が多いです。
「太陽」というアルバムはものすごく暗いんですけど、槇原さんにしか書けない世界であり、かつ人々の共感するような歌詞を書いているのがすごいと思います。
特に「彗星」と「太陽」はいつ聞いても泣けます。
こういう感動系の歌詞も書けるようになりたいなあと思います。

(3)哲学的なライフソング

アルバム
「EXPLORER」「LIFE IN DOWNTOWN」「悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。」

「EXPLORER」の「優しい歌が歌えない」…この曲、ほんっと暗いですよね。
この辺をピークに、徐々にテーマが哲学的になり、曲の主人公が「人間すべて」になってきた気がします。

「僕が一番欲しかったもの」は今でも聞くと涙が出てしましまいます。
僕的にこの曲は「世界に一つだけの花」と合わせて、槇原さんがライフソング路線に変わっていたきっかけになった曲だと思います。
僕は今でも生きる意味を考える時、この「僕が一番欲しかったもの」の哲学が頭に浮かびます。
(結局、誰かに喜んでもらえる時が人生で僕が一番欲しかったものだったというストーリーです)

(4)人生を達観したオッサンっぽい歌詞

アルバム
「Dawn Over the Clover Field」「Lovable People」「Believer」

最近の槇原さんの作品ももちろん聞いていますが、最近の作品はなんかおっさんぽくないですか…?
いや、もうおっさんなのでそれで当然なんですけどね。
ちょっと物足りなかったりします。

5.松尾潔先生

松尾潔さんは日本のR&Bの第一人者で、CHEMISTRYやEXILEのプロデュースで有名ですよね。
すぐに松尾潔さんだってわかるような、キザな歌詞が好きです。

6.自分でも挑戦してみる

僕はVOCALOIDに出会い、そこから歌詞の作詞をしてみようと思うようになりました。

初めは、メロディー先行で作ったんですけど、なんか作ってて楽しかったです。

イラストやサイトデザインと違って、歌詞の世界は自分の日常や考えを形にできる。
ある意味自己中心的で恣意的な世界で、なんか楽しいなと思いました。

(でも本当は、聞き手の需要を考慮しないと無意味感が漂いますけどね)

でも、楽しいのはいいこと。
ことあるごとに、歌詞をメモするようになりました。

どうしようもないくらい悔しい時、どうしようもないくらい悲しい時、歌詞は降ってくるんです。
誰かに伝えたくて仕方がない、けどどうしようもない。
そんな感動や怒りや悔しさが文章になって、自然と浮かんでくる。
そうやってEvernoteに自然と歌詞が溜まっていきました。

サムネ写真素材:himiko

というわけで今回は以上です。
結局、人間は誰もが作詞家だと思います。
誰もが作詞の才能があると思います。
人それぞれ何に感動するかも違うとは思いますが、参考になると幸いです。

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