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VR開発に最適なパソコンの選び方【おすすめスペックと購入方法】

投稿日:2018年7月29日 更新日:

自作パソコンに詳しくないけど、HTC Viveを使ったVR開発に必要なものを簡単に知りたい
普段はMacユーザーだけど、Winowsを買わないとダメなの?
ゲームをやりたいわけじゃない、個人でVRアプリケーション開発するのに必要なスペックは?

これらの疑問に答えていきます。
実際にガレリアXTとHTC Viveを購入した僕が解説していきます。

はじめに

VRが広まって、グラフィック関連のスペックの高いパソコンが必要になってくる機会が増えたと思います。

でも、いざVRに必要なパソコンを準備しようとしても、どれを買っていいかパッとわからないですよね
僕は、検索して何日も調べても、まったくわかりませんでした

「普段はMacを使っている。Windowsは使わなきゃだめなの…?」って気持ちも僕はありました。
「別にゲームをやりたいわけじゃない。アプリや3Dモデルの開発やデザインをしたいだけ」って僕は思いました。

パソコン屋さんに行っても、ゲームやWindowsの話ばっかりで溢れていて、なかなか理解が進みませんでした。
しかも、売っているお店も特殊なんですよ…
(上級者には当たり前すぎるのかもしれませんが)

この記事では、そんな自作パソコン初心者の僕が、VR開発用のパソコンのスペックを決めた方法を書いていきます。

 

1.使用目的の詳細

・VRアプリケーションの開発
・VRの素材開発
・VTuberになる
・VRChatをプレイする

僕のパソコン購入の目的はこんな感じです。
ゲームにはあまり興味がないです。

 

2.現在の筆者の開発環境

Macbook Pro 2014
OSX High Sierra
モニター BenQ24インチ

 

3.筆者の予算

10万円〜15万円

イメージだけで10万円くらいかな…って思ったのでこのくらい
HTC Viveも買うので、そんなにお金かけられない

 

4.グラフィックボードを選ぶ

一番初めに、グラフィックボードのスペックから考えると全体が理解しやすい

一番初めに、グラフィックボードのスペックから考えると全体が理解しやすいです。
なぜなら、VRは「物を描くこと」が重要になってくるからです。

グラフィックボードとは…
通称グラボ。通称GPU。
簡単に言うと、「物を描くこと」に関連するパソコンのパーツ。
なので、3DやVR、マイニングなどで最重要になるパーツ

最終的には、別に「グラフィックボード」を単体で買ったわけではないです。
でも、グラフィックボードが大事って認識から始めると非常にわかりやすかったです。

グラフィックボードを軸にパソコンの種類を大別

グラフィックボードなどの「スペック」と「価格」を軸に、「パソコン」と呼ばれるものの種別をザックリジャンル分けするイメージを描いてみます。
ここの部分が、僕にとってはわかりにくかったです。
(注:超ザックリです)

僕の頭の中のパソコン分布図

BTOパソコンとは、パーツ構成をカスタマイズしたパソコンですね。

BTOパソコンとは
BTOパソコンとはBuild To Orderの略で、「受注生産」を意味します。
既製パソコンより詳細にパーツ構成(メモリ・ハードディスクなど)をカスタマイズすることが可能です。
予算や用途などのご希望に応じて自由に選べるのが魅力です。
https://www.dospara.co.jp/5info/cts_btoより引用

Macも含めて、僕の頭の中で、このようにイメージして理解しました。
Macを選ばなかった理由はこの記事の下の方にまとめたのでご参照ください。

グラフィックボードを選ぶ(比較サイトを見るとわかりやすい)

グラフィックボードのスペックについては、こちらの専用のサイトが完璧に解説しています。
もうこれは僕が語るよりも、こっち見たほうが早いです。

わりと複雑です。
価格以外に、いろんなスペック数値が存在してます。

【最新版】グラフィックボードの分かりやすい性能比較表【126個収録】
https://chimolog.co/bto-gpu-list/

このサイトでは、コストパフォーマンス、用途、スピードなどたくさんの視点から、グラフィックボードを一覧にしてくれています。

ここのサイトを見る限り、2018年7月後半現在で、僕の用途と予算だと、
「GeForceというメーカーの型番1060の6Gタイプ」というグラフィックボードが良さそうだと、決めました。

 

5.パソコンショップを選ぶ

では、グラフィックボードを大体決めた時点で、次はお店のホームページを見てみるのがオススメです。
なぜなら、性能のいいグラフィックボードを積んだパソコンを買えるお店は限られています。

「え?そうなの?!パソコンなんて、どこでも売ってるじゃん」

って思いませんか

初心者の僕には衝撃的でしたが、ハイスペックのパソコンは、ほぼ専門のお店でしか手に入らないのです。
これは先ほどの受注生産型のパソコンが必要になってくる、という話と繋がっていますね。

(大げさに言いすぎました。
もちろん、厳密には他にも方法はあります。)
・パーツごとにバラバラに買う
・元から持っているPCのパーツを入れ替える
・海外で買う

専門的なパソコンショップとは

ドスパラ
ツクモ
パソコン工房…など

ちなみに秋葉原行くと、徒歩で全部一気に回れます。
東京に住んでいれば、の話ですが。

一番おすすめはドスパラ

賛否両論あるようですが、全部見た上で僕はドスパラにしました。

(理由)
・友達のオススメ
・HTC Viveが売ってた
・躯体がかっこいい
・いらないパーツがついていない

より詳しいドスパラの話は以下の記事に書きました。

ドスパラの店舗で初心者がパソコンやVR購入時に注意すべきこと

 

6.CPUを選ぶ

CPUとは…
コンピュータにおける中心的な処理装置
https://ja.wikipedia.org/wiki/CPUより引用

CPU、i7だからi5よりも絶対にいいとは限らない

CPUとは、最近だとIntel社のi7とかi5といったタイプの名前をよく聞く、処理装置のパーツですね。
こちらも、以下のサイト様の解説が非常にわかりやすいです。

【最新版】超わかりやすい「CPU」の性能比較表【447個収録】
https://chimolog.co/bto-cpu-list/

一番、為になったのは「i7だからi5よりも絶対にいいとは限らない」という部分でした。
i7のxxxx、i5のxxxx、の細かい種類まで念のためチェックするほうがベターのようです。

 

7.メモリを選ぶ

メモリとは…
「情報の記憶」を行うパーツ
メモリの容量が多いと、パソコンは処理を大量に早く行うことができる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/記憶装置より作成

メモリは8Gでもいいんだろうか?

メモリは8Gくらいでいいかなーって思いました。
なぜなら、予算内のパソコンは大体8Gだからです。

メモリは作業にどれくらい影響するんでしょうか
VRchatは処理速度が必要そうです。

でも、ゲームとか、高度なプレイをたのしむわけではなく、開発検証だから、そんなメモリなくてもいいかも
逆に開発用だからこそメモリがあったほうがいいのか、迷います。

(2018.08.05追記)
VRchatやりましたが、8Gでも通常プレイは普通に大丈夫でした。人が10人くらい集まっていても大丈夫でした。

メモリは増設できる

メモリは増設できるのです。
後から考えても、ぶっちゃけ大丈夫です。
(メモリを挿せる空間が空いているかは関係します。)
なので8Gにしておきます。

64Gメモリはクソ高い

64Gにすると、プラス7万円とかします。
それは無理だわ…高い

 

8.価格帯を選ぶ

グラボを選べば、自然と価格帯は決まってくると思います。

あとは細かい部分で価格が変わってきますね。

 

9.最終候補はこちら

(1)ガレリアDT

ガレリアDTの商品ページ

(2)ガレリアXT

ガレリアXTの商品ページ

(3)比較表

この2つ、どちらもグラボは1060なんです。
ただ、細かいところで違いがあります。
でも価格は僅差なので非常に迷いました。

DT XT
グラフィックボード(GPU) NVIDIA GeForce GTX1060 6GB NVIDIA GeForce GTX1060 6GB
CPU インテル Core i5-8500 (3.00GHz-4.10GHz/6コア/9MBキャッシュ) インテル Core i7-8700 (3.20GHz-4.60GHz/6コア/12MBキャッシュ)
SSD/HDD 240GB SSD 640GB SSD (読込速度530MB/s, 書込速度450MB/s, TLC)《無料アップグレード中》
1TB HDD 1TB HDD
メモリ 8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/4GBx2/2チャネル) 8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/4GBx2/2チャネル)
電源 DELTA 450W 静音電源 (80PLUS BRONZE / GPS-450EB E) 500W 静音電源 (80PLUS BRONZE)
ケース
価格 ガレリア DTの商品ページをチェック ガレリアXTの商品ページをチェック

電源とCPUに、違いがありますね
あとケースの大きさが違います。
(ケースの大きさが、僕は一番違いを感じた。)

迷いましたが、そんなに価格差もないので、XTの方に決めました。
ケースがでかいので、将来、部品を増やしていきやすい、拡張性が高いのが決め手です。
CPUもi7の方がいい気がしました。

 

10.その他の周辺機器をチェック

LANケーブル(インターネット接続)

タワー型のハイスペックパソコンは基本的に、無線LANは付いていないようです。
LANケーブルでネット接続することになるので、家にあるかどうかチェックが必要です。
(なかったら、メルカリとかで格安で売ってそう)

SSD

SSDというのは、新型のHDDのような感じらしいです。

ソリッドステートドライブ(英: solid state drive, SSD)とは記憶装置として半導体素子メモリを用いたストレージ
https://ja.wikipedia.org/wiki/ソリッドステートドライブより引用

HDD

ハードディスクドライブ。
昔からおなじみの記憶装置ですね。

マウス

ゲームをする人は、ゲーミングマウスというのが便利らしいです。
僕は別にゲームをするわけではないし、今もマウス持ってるので、わりとどうでもいいなと、購入時は思いました。

キーボード

キーボードは今も持っているし、どうでもいいなと思いました。
ただし、モデリングにBlenderを使う場合、テンキーがある大きなキーボードのほうがいいですね。
こちらの記事にも書きましたが、モデリングソフトのBlenderはキーボードショートカットが大事です。

Macのキーボード配列とwindowsは若干違う

あと、MacのコマンドボタンがWinのキーボードだと存在しないので困ってしまいますね。
これはこれから対策を考えます。

VRゴーグルの接続がスムーズか

HTCViveとの接続ですが、USB端子とHDMI端子なので、これは問題なさそうです。

データ移行(外付けHDD)

データをmacと、どう相互で使っていこうか悩み中です。

ディスプレイ

持っているディスプレイは高解像度ではない(1920x1080 フルHD)ので、これ以上、グラボスペックをあげても意味がないと思いました。
あと、これHDMI端子1つしかないんだけど、MacとWinをどうやって使い分けようか、今悩んでます。

>>現在はWindowsをDVI接続、MacをHDMI接続で使っています。
モニタのボタンで切り替えられるから、便利。
DVI接続でも、画面の綺麗さは、そこまで変化は感じないです。(2018.08.05追記)

使っているディスプレイ
BenQ GL2460
解像度:1920x1080 フルHD

 

11.アプリケーションの互換性(Windows、Mac)

明らかに、グラボの強いwindowsで使ったほうが良さそうなソフトがあります。
ライセンスを移行する方法の確認が必要ですね。

CLIP STUDIO

これはできそうです。

Apple Motion

これは無理ですよね

Logic

これも…無理ですよね

Screen Flow

これは…どうかな

 

12.将来性

本当にWindowsで大丈夫?

本当にWindowsに乗り換えるべきなか、macユーザーなら迷うと思います。
Mac信者の僕が、windowsを買った決め手の理由があります。

Appleが提示する外付けe-GPUは最新のMacしか使えない
グラボ界でメジャーなGeForece系はMacとは相性が悪いようだ
HTC Viveが動くMacは最低でも20万円〜
最新のiMacは、グラボの拡張ができない
iMac Proはクソ高い
Mac Proは2019年まで延期された上に、クソ高い

この先もっといいスペックのパソコンが出たら?

今回買った、タワー型の組み立てwindowsは、後から部品を付け替えできます。

特にグラフィックボードは、すぐに古くなるのは確実だと、すでに今からわかっているため、交換するのは覚悟しています。

パーツを増やすっていう意味で、拡張性は大丈夫?

拡張性というのは、パソコンによって違います。
部品を増やす空間スペースがあるかどうか、は大事だと思います。

小さいケースのパソコンは、コンパクトな分、部品を挿せるスロットが少なかったりするのです。
なので、今回大きなケースの方を選びました。

 

13.リファービッシュ品などの掘り出し物をチェック

リファービッシュとは、単なる中古ではなく、展示品など、メーカーが責任持って再整備した品のことです。
初回から、これを買うのはかなり勇気がいると思います。
店舗に行くと発見できることもあるので、ネットにはないメリットですね。

 

まとめ

注意するポイントがたくさんありました。

振り返ると…まず、グラフィックボードが大切ということを知り、グラフィックボードがどの辺が良さそうか決めました。
グラフィックボードを軸に、どういったパソコンを買えばいいか考え、特殊なオーダー型BTOパソコンを買える店をチェックしました。
お店のラインアップと価格を見ながら、CPUやメモリなど細かいパーツもチェックして、最終候補の2機種に絞りました。
将来性や拡張性、ソフトの互換性についても検討しました。
Macを買ったほうがいいのかどうかも検討して、やめました。

ってな感じで、ようやく買う機種を決断できました。
スペックは上を見るときりがないので、ある程度、妥協も必要ですね

買って本当に使いこなせるのかが、心配ですが、買わないと何も始まらないのは確か。
パソコンは、モノを「創るツール」であるので、何かを「消費」するよりは、投資する意味は十分にあると僕は思っています。

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